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Physical Review Accelerators and Beams 誌に論文が掲載されました

博士後期課程の須江祐貴君が筆頭著者、博士前期課程の四塚麻衣さんが第二著者としてまとめた論文 「 Development of a bunch-width monitor for low-intensity muon beam below a few MeV 」がPhysical Review Accelerators and Beams 誌に掲載されました。

加速器を用いて設計通りのビームを生成するためには、ビームの状態を測定するビームモニターに基づいた調整が不可欠となります。 本研究では、低エネルギー・低強度のミューオンビームの時間分布が測定可能なビームモニターを開発しました。 1つのミューオンに対して高い感度と時間応答性を持つマイクロチャンネルプレートとBelle II実験 TOPカウンターのために試作された信号処理回路を用いることで、 σ=65 ps (ピコ秒)という高い時間精度を達成しています。 また、本モニターを用いて、高周波四重極加速器 (RFQ)で実際に加速した低エネルギー・低強度のミューオンビームに対してバンチ幅測定を行った結果を報告しています。 本手法は、ミューオンの基礎的な物理量である異常磁気能率(g-2)・電気双極子能率(EDM)の高精度測定を目標とするJ-PARC E34実験におけるミューオン線形加速に貢献するものとなります。

論文は こちら からオープンアクセスでご覧いただけます。

本成果に関してはJ-PARCトピックスにも取り上げていただいています。
J-PARCトピックス: http://www.j-parc.jp/c/topics/2020/02/13000418.html

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