坂東昌子さん(元日本物理学会会長 愛知大学名誉教授)の
コロキウム・セミナーを開催しました

タウレプトン物理研究センターでは、必ずしもタウレプトン物理だけでなく、 ひろく素粒子物理に関係する方をお招きして、定期的に理論・実験合同のコロ キウム・セミナーを行います。 今回、坂東昌子さん(元日本物理学会会長 愛知大学名誉教授)をお招きし て、第1回コロキウムを開きたいと思います。今回は、素粒子分野のみならず、 多くのかたに興味をもって聴いて頂ける内容のコロキウムになると思います。 多数の方のご来聴をお待ちしております。

日時:2008年 10月27日(月) 14:00-15:30
場所:C5講義室

講師:坂東昌子 (元日本物理学会会長 愛知大学名誉教授)

題目:「素粒子ー交通流ー経済物理 そして???」(スライド)

坂東昌子さんのご紹介:

坂東さんは、素粒子物理から、交通渋滞の物理的解析、さらには経済物理な ど、ひろい範囲の研究をなされている方です。また、日本における女性物理学 研究者のさきがけとも言える方で、第62期の日本物理学会会長を勤められ、物 理学研究の推進に尽力されていらっしゃいました。素粒子物理においては、坂 東・蔵本・益川・上原による超対称非線型表現の研究、坂東・九後・山脇らに よる隠れた局所対称性、坂東・松本・山脇によるウォーキングテクニカラー模 型の提唱などで、顕著な業績をあげられていらっしゃいます。近年では、弦理 論を用いたフレーバー物理の解析に精力的に取り組んでいらっしゃいます。ま た、坂東・長谷部・中山・杉山・柴田・中西による交通流モデルは分野を超え て大きなインパクトを与えました。 最近では、経済物理や気候変動に関心を 持って研究されていらっしゃるとのことです。

今回のご講演では、素粒子・交通流・経済物理をつなぐ坂東さんの思想や、 個々のご研究の概略について、分野外の方にも分かりやすくお話いただけると のことです。多数の方のご来聴をお待ちしております。

名古屋大学 タウ・レプトン物理研究センター

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