タウ・レプトン物理研究センター セミナー・コロキウム

日時:2009年10月8日(木) 13時00分
場所:N研会議室

講師:大西 幸喜 氏 (高エネルギー加速器研究機構)

題目:KEKB加速器の高度化

概要:
日本で行われているKEKB加速器を用いたB中間子に関する素粒子実験は大成功をおさめた。 これに連続する国内プロジェクトとして、次世代のBファクトリーが提案され、 そのための加速器の設計が進行中である。次世代Bファクトリーでの目標は、 「新しい物理」の兆候の発見である。 この目標を達成するために課せられた加速器に対する性能は、飛躍的に高い。 衝突型加速器の性能を示す指標として「ルミノシティ」が用いられるが、 最終的には、現在のKEKB加速器のものよりも40倍大きな値を目指している。 このような「ルミノシティ・フロンティア」を追求する加速器には、 新しいアイデアおよび最高技術を投入しなければならない。 超高性能かつ非常に難しい加速器を、どのように設計し建設するかについて解説をする。

名古屋大学 タウ・レプトン物理研究センター

Nagoya University Tau-Lepton Physics Research Center

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