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VPNを使う

andlinuxでVPNを使う際の設定メモ

調べてみるとandlinuxとwindowsはマシン内でLANを作ることが判明。 デフォルトでは192.168.11.0/24のネットワークを作る。 (これはメルコ製のルータなんかだと使われているので変更した方が良さそう。) andlinuxはwinsowsとLAN接続するためにeth1を使う。 windows側のインターフェイスがTAP-Colinuxと言う事。

要はこのネットワークとVPNネットワークを共有できれば良い。

andlinuxのネットワークの設定

andlinuxのIPアドレスと接続先(windows側のアドレス)を変更する。

変更するファイルは以下のファイル

/etc/network/interfaces
/etc/hosts
/etc/profile
/etc/resolv.conf

以下仮想ネットワークを192.168.200.0/24に変更する場合の設定例

/etc/network/interfaces

andlinux側のIPアドレスの設定の変更。 以下の部分を変更。

iface eth1 inet static
      address 192.168.11.150
      netmask 255.255.255.0
 #     gateway 192.168.11.1

192.168.11.xxxを192.168.200.xxxに変更する。 gatewayの設定はこれでも一応動作するが要調査。

iface eth1 inet static
      address 192.168.200.150
      netmask 255.255.255.0
 #     gateway 192.168.200.1

/etc/hosts

ホストの設定。 以下の部分を変更する。

192.168.11.150 andLinux
192.168.11.1   windows-host

同様に変更する。

192.168.200.150 andLinux
192.168.200.1   windows-host

andlinuxまでは変更しなくても良い?これも要調査

/etc/profile

windowsに表示させるため、windows側のアドレスを指定する。 以下の部分を変更する。

# set DISPLAY env variable
 export DISPLAY=192.168.11.1:0.0
 export ESPEAKER=192.168.11.1:16001
 export PULSE_SERVER=192.168.11.1

同様に変更する。

# set DISPLAY env variable
 export DISPLAY=192.168.200.1:0.0
 export ESPEAKER=192.168.200.1:16001
 export PULSE_SERVER=192.168.200.1

/etc/resolv.conf

ゲートウェイであるwindowsのアドレスを指定する。

nameserver 192.168.11.1

同様に指定する。

nameserver 192.168.200.1

Windowsの設定

次にホストであるwindowsの設定をする。 変更は以下の通り。

Xmingの設定ファイルの編集
インターネット接続の共有設定
TAP-ColinuxのIPアドレス指定
レジストリ追加

下の設定は上の設定に依存するので必ずこの順番で設定する。

Xmingの設定ファイルの編集

C:\Program Files\andLinux\Xming\X0.hostを拡張子を変更するなりして開く。

localhost
192.168.11.1
192.168.11.150

ファイルはLinux形式の改行コードなのでメモ帳などでは改行されていないかも。 以下のように変更する。

localhost
192.168.200.1
192.168.200.150

インターネット接続の共有設定

ここが今回のミソ。

  1. ネットワーク接続を開く
  2. VPNが使うアダプタを「無効」にする(VPNを起動していないときは「無効」のハズ)
  3. VPNが使うアダプタのプロパティを開く
  4. 上のタブから詳細設定
  5. インターネットの共有の「ネットワークのほかのユーザーに、このコンピュータのインターネット接続をとおしての接続を許可する(H)」にチェックを入れる
  6. 「OK」で設定を有効にする。
  7. 「ホーム ネットワーク接続」から「TAP-Colinux」を選ぶ
  8. 「OK」で設定を有効にする

ダイアログボックスがでるが、「OK」をしておけば良い。

TAP-ColinuxのIPアドレス指定

TAP-Colinuxの設定をandlinuxで設定した内容と同じように設定する。

  1. ネットワーク接続を開く
  2. TAP-Colinuxアダプタのプロパティを開く
  3. 「この接続は次の項目を使用します」から「インターネットプロトコル(TCP/IP)」のプロパティを開く
  4. IPアドレスを「192.168.0.1」から「192.168.200.1」に変更
    デフォルトゲートウェイとDNSは空欄で良い

レジストリ追加

リスクがある行為なので十分注意
起動できなくなることもある。(実際に3回ほどやったことがあります。。。)

  1. 「ファイル名を指定して実行」から「regedit」でレジストリエディタを起動する。
  2. 「\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\」の中にキー「andLinux」を作成
  3. 「andLinux」内にキー「Launcher」を作成
  4. 「Launcher」内に文字列値「IP」を作成、値を「192.168.200.150」にする

ここまでで設定は終了

ここで必ずWindowsの再起動する。 再起動せずにandlinuxを起動してもまともに起動しない。

動作確認

再起動したらVPNを起動してandlinuxを起動する。

andlinuxでN研内につないでみましょう。 時間がかかるかもしれないが、できたかな??

proxyの設定

インターネットに接続できないと何かと不便proxyを設定しておく。

最も楽なして方法は.bashrcに設定しておくことかな?

export http_proxy="http://192.168.5.33:3128/"

を書いておけばおk

動かない時

そもそもandlinuxが起動しないときはスタートメニューから「andLinux Console (FLTK)」を起動する。 xfce4が起動できないメッセージが出ていたら、どこかの設定が間違っているのでもう一度確認する。 特にTAP-ColinuxアダプタのIPの設定は順序を間違えると「192.168.0.1」になっているので要確認。

N研に繋がらない時にはVPNが起動しているかを確認する。 そもそも「インターネットの接続共有」が有効になっていることを確認する。