レクチャーなど
「ホログラフィックQCD」特別レクチャー
新学術領域研究「多彩なフレーバーで探る新しいハドロン存在形態の包括的研究」
(略称「新ハドロン」)の主催で6月10日(木)に「ホログラフィックQCD」
の基礎に関する特別レクチャーを【京大理】において開催します。
- 講師:中村真氏(京大理)
- テーマ:「QCDへの応用を視野に入れたゲージ・重力対応の基礎」
- スケジュール:
第1講:6月 3日(木)10:30−17:00
第2講:6月10日(木)10:30−17:00
第3講:6月24日(木)10:30−17:00
- 場所:京都大学 理学部5号館5階 第4講義室
- レクチャ−概要:
この講演では、超弦理論に立脚したゲージ・重力対応の基礎を、
クォーク・ハドロン物理の研究者向けに解説する予定である。
この対応が信じられる論理的理由が明白となるよう、
弦理論の初歩の解説から始めるとともに、ゲージ・重力対応
における紫外発散の繰り込みなど、通常の研究発表講演では
省略されがちな詳細についても省略せずに解説する。
シリーズ後半では、クォーク・ハドロン物理への応用を
視野に入れた様々な試みについて紹介する。
- 世話人より:
「ホログラフィックQCD」は、超弦理論を用いた
「強結合ゲージ理論に対する新しい非摂動論的解析方法」
として、近年、様々な領域の研究者から注目されている新しい物理の潮流です。
今回のレクチャーは、超弦理論の非専門、特にクォーク・ハドロン物理の研究者を
対象に、このホログラフィックの物理を分かり易く講義して頂く予定です。
なお、講師の中村真氏は、この領域で有限密度QCDやQGPでの
動的現象を扱った先駆的研究行なっており、
2010年には中村誠太郎賞を受賞しており、
現在は、新ハドロンのプロジェクト内助教として
この分野の研究を積極的に行なっています。
このレクチャーに興味のある方は、奮って御参加下さい。
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遠方の参加者の方の旅費と宿泊料は、
早期に申請があれば検討致します。
その場合は、菅沼(suganuma@scphys.kyoto-u.ac.jp)
まで御連絡下さい。
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