2/9から2/11にかけてKEK つくばキャンパスにて、 Accomplishments and mysteries in quark flavor physics (KM 50) / KEK Flavor Factories 2023 (KEK-FF 2023) が開催されました。 国際会議KEK-FF 2023は、フレーバー物理に興味を持つ実験家と理論家が議論するためのワークショップで、今回は小林・益川理論の発表から50年目に当たることを記念した国際シンポジウムKM 50との同時開催でした。 周啓東特任助教(KMI/YLC)と博士後期課程の須江祐貴さんは、KEK-FF 2023にて招待講演を行いました。
この会議では、K、D、B中間子のクォーク・フレーバーの物理と、ミューオンとタウのレプトン・フレーバーの破れの物理、エキゾチックハドロンの物理を中心に議論されました。
周さんは、レプトン・フレーバーの普遍性に関連して、Belle II実験におけるハドロニックタギングを用いた最初のR(D*)測定の現状を報告しました。
また、須江さんは、ミューオンの異常磁気能率(g-2)に関連して、g-2に対するハドロン真空分極の寄与の理論計算に用いられるハドロン生成断面積の、Belle II実験における測定の現状を報告しました。
発表内容は以下からご覧いただけます。
周 啓東 「R(D*) at Belle II」
須江 祐貴「Status and plan on Hadron Vacuum Polarization (HVP) measurement at Belle II」