6月5日(月)から9日(金)にかけて、名古屋大学でBelle II実験のコラボレーション会議「45th Belle II General Meeting」を開催しました。 素粒子宇宙起源研究所(KMI)が主催し、150名を超えるコラボレータが一同に集まりました。 今回のコラボレーション会議では、現在SuperKEKB加速器シャットダウン期間中に実施されている検出器作業の状況が共有され、本年の冬に予定されている加速器運転再開後の検出器オペレーションについて検討を進めました。 また、取得データを用いた進行中の物理解析について報告があり、今夏の国際会議における結果公表に向けた課題や将来の展望について議論を交わしました。
本研究室からは、飯嶋 徹教授が開会挨拶のプレゼンテーションを行い、以下の3名が全体セッションで検出器や解析に関する報告をしました。
- 居波 賢二 「Status and plans of the TOP detector」
- 須江 祐貴 「Status of e+e-→ π+π-π0 cross section analysis」
- 児島 一輝 「Status of R(D*) analysis with the hadronic FEI tagging method」
コラボレーション会議の最終日には飯嶋さんが2期4年に渡り務めたSpokespersonの交代セレモニーが執り行われました。 飯嶋さんは2019年6月よりBelle II実験の代表として実験を強力に推し進め、コロナ禍という国際的な実験コラボレーションにとって難しい期間を経て、2022年の運転では世界最高ルミノシティの記録達成へとコラボレーションを導きました。 このセレモニーをもってSpokespersonの〝聖火〟のバトンはKarim Trabelsi氏(IJCLab, France)へと引き継がれました。
会議の様子はこちらからご覧いただけます。
Spokesperson交代セレモニー