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Physical Review D誌に論文が掲載されました

今年度N研で博士号を取得した須江祐貴さんが主解析者としてまとめた論文「Measurement of the \(e^+e^- \rightarrow \pi^+\pi^-\pi^0\) cross section in the energy range \(0.62–3.50\) GeV at Belle II」がPhysical Review D誌に掲載されました。

本論文では、Belle II 実験における \(e^+e^- \rightarrow \pi^+\pi^-\pi^0\)過程の反応断面積測定を報告しました。重⼼系エネルギー\(2\) GeV以下における電⼦陽電⼦対消滅からのハドロン⽣成断⾯積の測定値は、ミューオン異常磁気能率\((g−2)\)の理論計算に⼊⼒値として重要です。本研究では、ミューオン\(g−2\)のハドロン真空分極項に2番目に大きな寄与を持つ\(e^+e^- \rightarrow \pi^+\pi^-\pi^0\)過程の反応断面積を \(0.62–3.50\) GeV のエネルギー範囲で測定しました。 Belle II 実験における初めての低エネルギーハドロン⽣成断⾯積精密測定であり、今後の様々な終状態の測定に対しても指針をあたえるものです。

論文情報:
I. Adachi et al. "Measurement of the \(e^+e^- \rightarrow \pi^+\pi^-\pi^0\) cross section in the energy range \(0.62–3.50\) GeV at Belle II"
[Phys. Rev. D 110, 112005 (Dec. 2024). DOI:https://doi.org/10.1103/PhysRevD.110.112005]

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