6月10日(火)から12日(木)にかけて、N研主催の特別講義が行われました。特別講義は、当研究室に関連した分野の講師をお招きし、専門的な知識や最先端の研究に触れることを目的としています。
今回の特別講義では、東京大学から横山将志教授をお招きして講義を行なっていただきました。本講義のテーマは、「ニュートリノの物理:実験の基礎から最前線まで」で、素粒子実験に関する基礎的な知識や手法から、ニュートリノ研究の歴史とさまざまなニュートリノ実験における最新情報についてお話しいただきました。特に、ノーベル物理学賞を受賞したニュートリノ振動について、理論計算を元にした実験設定やスーパーカミオカンデにおける観測結果、建設が進むハイパーカミオカンデプロジェクトなど、大変興味深い内容をお話し頂き、聴衆も熱心に耳を傾けていました。
3日間に渡り大変貴重な講義をしてくださった横山さんにこの場をお借りして感謝申し上げます。