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名大MIRAI GSC事業の一環で高校生2名を受け入れました

名大MIRAI GSC事業 の一環で、2024年7月29日(月)から8月2日(金)に、齋藤太一さん(岐阜県立岐阜高等学校)、石森孝太さん(愛知県立半田高等学校)の受け入れを行いました。 ミュー粒子の寿命測定実験、講義、装置見学、大学院生との談話などを通じて、大学における教育や研究に触れてもらいました。

素粒子物理学に関する講義では素粒子の理論から実験までを幅広く知り、その後取り組んだミュー粒子の寿命測定実験では実験の醍醐味である対象の物理量をどのように測ることができるかを考え、実際に実験のセットアップを組み立て測定をすることができました。また、得られたデータに解析ソフトウェアROOTを用いてミュー粒子の寿命を測ることができました。 装置見学においては、当研究室が立案から開発、運用までを手がけてきたBelle II実験の粒子識別装置の部品や、ATLAS実験の新型回路を見学しました。

最終的に、ミュー粒子の寿命測定を通して自然界に存在する4つの相互作用のうちの1つの弱い相互作用の性質を見出すことができました。 ここまで到達できたのは、高校生2名の意欲の賜物であり、受け入れに関わった教員、ティーチングアシスタント一同、やりがいを感じることができました。



参加した高校生(前列)および教員・ティーチングアシスタント(後列)

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